看護師転職サイトやご利用予定の人材紹介は信頼できますか?
綾香
沖田
看護師転職サイト、ランキング、口コミ、選び方も信じるな!登場人物紹介
登場人物は実話に基づいた架空のキャラクターです。
沖田 光
某大手看護師人材紹介会社に10年勤務。看護師の人材コンサルタントの裏側を知り、看護師さんのためになる真の人材紹介会社を設立。同会社CEO。
綾香
某国立医療センター系附属看護専門学校卒。新卒で国立医療センター急性期病棟に配属。
5年間勤務。この間に診療報酬の改定がなされ、深層意識では、7対1型急性期病棟の在り方に疑問を感じながら、将来のキャリを考えている。顕在意識では、看護学校の同期の給与とくらべて、自分のが安いので、不満に思っている。
夜勤明け1日使い、転職サイトで求人を探したけど見つからない!
転職を考えている看護師さんが、転職サイトやハローワークのインターネット情報で求人を探すとこうなるんです。
自分の状況に合う求人というのは、自分と同じ顔や生い立ちの同年代の同性同名の他人を見つけるのに似ています。
簡単に見つけれられるものではないし、見つけたと思ったら、その求人情報は、既に採用が決まっているのに、情報だけ、ネット集客用に放置してあるというのが、実際の現実です。
すると、この求人情報がみつからないという段階で、人材紹介会社の利用を検討し始めます。次に看護師人材紹介会社のランキングサイトや口コミサイトさらには比較サイトをみながら、人材紹介会社に登録してしまうというのが、そもそもの転職失敗の原因となります。
なぜならば、仕事が忙しくて求人情報を探しきれない看護師さんは、看護師人材紹介会社のコンサルタントに転職活動そのものを丸投げしてしまうからです。
【看護師転職サイト人材紹介】ランキングサイト・比較サイト・口コミサイトの巧妙なつくり
看護師人材紹介の体験談を読むと、いかにも看護師さんが、実際の看護師人材紹介会社を利用した転職活動で、苦労した体験談を掲載しています。
選んだ看護師人材紹介会社が原因で、そういう苦労をしたかのような構成を取る口コミサイトが最近増えてきました
確かに、体験談を書いているのは、看護師さんですが、お金をもらって記事を書く看護師さんたちが書いたものです。
記事そのものに嘘、偽りがないし、読んでいても同業の看護師が書いたものと明確に分かる体験談なので、読む人は、そのサイト全体を信用してしまいます。
しかし、どの看護師人材紹介会社を利用しても、生じてしまう苦労をあたかも、特定の傾向のある看護師人材紹介会社を利用すると、こういう苦労をしてしまいますといった雰囲気を醸し出しつつ、そのサイト管理人の意図する看護師人材紹介会社への登録を誘う絶妙な構成をしているサイトが多いので要注意です。
たとえば、有料の看護師人材紹介会社や、サイトのつくりの稚拙な看護師人材紹介会社を選ぶと、こういう不合理な目に合うといって、看護師の書いた別の人材会社の苦い体験談を読ませて、管理人推薦の転職サイト・人材紹介会社ランキングへと誘うやり方です。
繰り返しになりますが、看護師人材紹介会社の人材コンサルタントによる①病院やクリニックへの面接の勧誘のメールや電話がしつこかったり、②入職前のコンサルタントの説明と、入職後、の病院の職場の環境が、全く異なるなどの現象は、どんな人材紹介会社を選んでも起こることです。
同じ人材紹介会社を利用した場合でも、良い体験談と悪い体験談が出てくるのは、タイミングやエリアなど、看護師さんがその時に置かれた状況によって生じて来るものです。
看護師人材紹介会社をどう選ぶかよりどう利用するか?
看護師人材紹介会社をどう選ぶかも重要ですが、それ以上に大切なことは、自分の転職計画に照らして看護師人材紹介会社をどう利用するか?です。
どの転職サイトや人材紹介を選ぶか?よりも先に考えなければならないのは「なぜ転職したいのか」という理由と、そこからどうなりたいのかという展望です。
この転職の理由と展望を最適化してから、人材紹介を利用しないと、エージェントの商品として利用されてしまいます。
理由と展望をゴールに見据えると、目先で動かされずに、逆に転職サイトや人材紹介を使い倒せる軸が生まれてます。
すると、
転職サイトや人材紹介の情報をあてにする。×
転職サイトや人材紹介の情報 を鵜呑みにせずに、自分から情報を取りにいく◎
という方向性が自然と出てきます。
転職理由と転職後の展望を最適化しない転職活動の行く末
この理由と展望を最適化してからでないと、どんな転職サイトや人材紹介を 選んだとしても、あなたの転職は失敗に終わる可能性が高いです。以下理由を書きます。
転職サイトも人材紹介会社も無料でサービスをするところが多いですが、いずれも営利企業です。お客様は、看護師さんというよりは、募集をかける側の病院やクリニックです。
病院やクリニックは、看護師という人材を確保するのに、本来ならば、紹介や、問い合わせで対応するのが通常です。それでも転職サイトや人材紹に高いお金を支払って、依頼するのは、①ハイスペックな看護師さんを採用したいという事情があるか、 ②紹介や問い合わせなど、自力での人材確保に障害があるか?のいずれかの事情によるものです。
①のハイスペックな看護師さんは、よほどの看護師さんでないと紹介されることはありません。いわゆる非公開求人をあてに人材紹介の登録しても、非公開求人を紹介してもらえないのはこのような理由です。
②の紹介や問い合わせなど、自力での人材確保に障害がある場合というのは、当該病院やクリニックの評判が優れておらず、職場の人間関係の問題があったり、福利厚生に問題があったりする事情を抱えた病院である可能性が高いです。
それでも、転職サイトや人材紹介は、営利企業である以上、病院やクリニックに看護師さんを入職させないといけません。そのため、求職者である看護師の側で、転職に関する明確なポリシーを持っていないと、こういう病院クリニックの状況を伝えられないまま面接を設定されてしまいます。
綾香
沖田
綾香
沖田
綾香
沖田
綾香
沖田
綾香
- そのように言うことで、自分を鼓舞するだけで 病院を変え ない 人
- 事態が深刻で一度言うと、二度目に会うときには今の病院を辞めてしまう人
綾香さんの場合 どっちだと思いますか?
沖田
綾香
看護師 転職サイトは最悪の場合、看護師さんの本音と真逆の案件が!!
例えば、あなたが、甲病院、乙病院を希望していて、人材紹介会社には、いずれの病院とも取引がなかった場合、人材紹介会社のコンサルタントは、甲病院も乙病院も職場の雰囲気が良くないと理由をつけて、断ります。その代りにあなたの希望とはあまり関係のない丙病院を紹介したりします。
取引のない甲病院、乙病院には、ライバル会社がしっかりと信頼関係を作っていて、紹介しても入職に至る可能性が少ないことを承知しているからです。
そうです。人材紹介会社は、看護師さんが入職した後、半年間の勤務を継続して初めて、紹介報酬を取れるシステムになっているので、入職に至る可能性の少ない案件は、たとえ、その病院が、看護師さんにとって最適な病院であったとしても、紹介はしないのです。